衆院憲法審査会が開催された2月17日午前、衆議院第2議員会館前で、改憲・戦争阻止!大行進が主催して国会闘争を闘いました。憲法審査会の先週に続く開催、そして補正予算と合わせて6兆円を超える大軍拡予算案の衆院通過が来週にも狙われる中、緊急の呼びかけでしたが、全学連を先頭に40人が結集し、岸田政権と改憲翼賛国会に怒りをたたきつけました。呼びかけ人の森川文人弁護士も仕事の途中でかけつけ、アピールしました。
立憲民主党が合意に転じて予算案審議中に開催された前週10日に続いて、今回も前日の与野党幹事会で衆院憲法審査会の開催が決定されました。自民党・公明党と維新の会・国民民主党が毎週開催で合意しており、「このペースで行けば会期末までに15回開催できる」とか、「静かな環境で粛々と開いていきたい」とか、「(自民党の各都道府県での)改憲集会を100回開けば憲法審査会の議論に影響を与えることができる」とか、改憲の急加速へ向けたとんでもない議論が堰を切ったように噴出してきています。当たり前のように憲法審査会が毎週開催されていくことなど絶対に許すことはできません。
岸田首相はこの間の国会答弁で、集団的自衛権で敵基地攻撃能力を行使することも可能だとも言い始めています。2月16日には岸防衛相が相手領空内から戦闘機が爆撃することもできると言い放ちました。沖縄を中心に対中国の侵略戦争へ向けた軍事演習が連日のように行われています。岸田政権は対中国の侵略戦争を決断し、そのための改憲・大軍拡へと突き進んでいるのです。
改憲・戦争の岸田政権を打倒しよう! 国会での改憲論議を土台からぶっ飛ばそう!
国会前の集会では、東京東部や神奈川をはじめ各地の大行進、婦人民主クラブ全国協議会、東京労組交流センター、百万人署名運動、大坂正明さん救援会、NAZEN東京などが次々とマイクを握り、怒りのアピールを行いました。全学連の学生たちが何人も発言に立って闘いを牽引しました。
「憲法審査会を今すぐやめろ!」「大軍拡の防衛予算を許さないぞ!」「改憲・戦争の岸田政権を打倒するぞ!」
「米日による中国への侵略戦阻止!」「中国侵略戦争のための改憲を阻止するぞ!」
「沖縄をミサイル基地にするな!」「労働者の団結・国際連帯で戦争を止めよう!」
自民党が5月連休前までに全都道府県で改憲集会を開くことを方針化しています。これと対決して、全国各地で改憲・戦争絶対反対の声を巻き起こし、国会を怒りで包囲するような闘いをつくり出そう。